【意外と知らない】好印象を与える転職での面談時のマナーを紹介

【意外と知らない】好印象を与える転職での面談時のマナーを紹介

転職時の面接で好印象を与えるマナーとはどのようなものなのでしょうか。

面接では、自己PRや志望動機などを考えるのはもちろん大事ですが、その前に押さえておきたいのが基本的な面接マナーです。

転職者は社会人経験があるので「ビジネスマナーができて当然」だと考える企業が多い傾向にあります。第一印象をアップして合格しましょう。

転職の面接ではマナーが原因で不合格になる?

転職時の面接では、マナーが原因で不合格になってしまうケースが少なくありません。

致命的なマナー違反があれば、自己PRや志望動機を語る前に、マナー違反で面接が不合格になってしまいます。

  1. 面接を土壇場でキャンセルする
  2. 無断で遅刻する
  3. 業種や職種、企業の社風を理解していない服装、カバン
  4. まとまりがない髪型や整髪料をつけすぎて清潔感がない
  5. 全身の統一感がない
  6. 匂いが強すぎる

これら1〜6は、どの企業でも面接の際に重要視される項目です。しっかりと抑えたうえで面接に臨むようにしましょう。

転職時の面接マナーを順を追って紹介

転職面接ではマナーがより厳しくチェックされます。マナーを守った好印象なビジネスパーソンとして採用担当者にアピールしましょう。

マイナスの印象を与えないために、まずは訪問から退出時までの面接マナーを順番に紹介します。

  1. 訪問〜受付まで
  2. 入室時
  3. 面接時
  4. 退出時

これらの順番で順を追って説明します。

訪問~受付まで

原則として、遅刻はNGです。

会社までの経路を事前に確認し、余裕を持って出発しましょう。約束の10分前には会社の建物への到着が目安です。やむを得ず遅れる場合は必ず電話を入れ、到着時刻を連絡しましょう。

コートはビルに入る前にきれいに折りたたみ、携帯電話の電源はOFFかサイレントモードにします。身だしなみを再度チェックしてから受付に向かってください。5分前になったら受付をするのが一般的です。

入室時

面接室に入室する際に、忘れずにドアをノックします。ビジネスシーンではゆっくり3回ノックするのがマナーです。

「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」と一言添えて会釈をしてから入室します。

入室後、後ろ手でドアを閉めるのはマナー違反のため、しっかり振り返って両手で静かに閉めます。

面接室のドアが開いている場合にノックをするとマナー違反です。ノックはせずに挨拶をしてから会釈して入室します。

面接時

面接の機会をいただいたお礼を立ったまま言い、着席します。

「○○です。本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」

自己紹介・自己PRを伝える時や、質問に答える時は必ず目を見て話すようにしましょう。

また口調もハキハキと、特に語尾をはっきり話すように意識すると、自信のある話し方になります。普段よりも明るく、大きな声で挨拶するよう意識することで良い印象を与えられます。

退出時

面接初めと同様に、最後にも改めてお礼を伝えます。採用担当者から終了の旨を伝えられたら、まずは椅子に座ったままお礼を伝え、一礼をしましょう。

お辞儀の後に立ち上がり、椅子の横で再度一礼します。

ドアの手前まで移動したら、採用担当者のほうに向き直し「失礼いたします」と言い更に会釈します。その後、ドアを静かに閉めて退室しましょう。

オンライン面接の際のマナー

新しい生活様式の実践や感染防止策の一環として、採用面接をZoomやSkypeといったWeb会議システムを使う企業が増えています。

初めてオンライン面接を受ける人は、何を準備すればいいか分からないと迷いや不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで本段落では、初めてのオンライン面接でも安心して臨めるよう、オンライン面接ならではの事前準備やマナー、注意点を詳しく紹介します。

ZOOMなどのオンライン面接の時は通信環境の良い場所で臨む

オンライン面接を受ける際のマナーとして気をつけるポイントの1つ目は通信環境です。

オンライン面接で最も注意しなければならないことは、画像や音声が途切れることのない安定したネットワーク環境の確保です。安定した通信環境で受けましょう。

同じ部屋でも場所に通信が安定しない場所もあるため、通信環境が安定している場所を探してください。無線LANが安定しないなら、有線LANにつなぐなどの事前準備をしておくと安心です。

加えて雑音の入らないプライバシーの確保できる空間という点から、オンライン面接は自宅で受けるのが良いでしょう。

イヤホン・マイクを使う

オンライン面接を受ける際のマナーとして気をつけるポイントの2つ目は周辺機器です。

イヤホンマイクなしでもオンライン面接はできますが、マイク機能がついた有線イヤホンの使用がおすすめです。

マイク機能がついた有線イヤホンは、音質や接続が安定し、充電切れの心配がありません。また環境音が入りにくく、自分の声が相手に伝わりやすくなります。

接続前には、必ず音質や音声、音量の調整をチェックしましょう。

明るい場所を選ぶ

オンライン面接を受ける際のマナーとして気をつけるポイントの3つ目は明るい場所です。

表情を明るく保って話していても、部屋の照明が暗いと相手からは表情も暗く見えてしまいます。

可能な限り部屋が明るくなるように昼間も蛍光灯をつけたり、PC端末の後ろにスタンドライトを設置するなど工夫すると良いでしょう。

部屋の背景を変えられるツールもありますが、オンライン面接での使用は避けた方が無難です。

スマホでの入室は基本NG

オンライン面接はPCで受けるのが基本であり、スマホで面接を受ける際に注意すべき点も多くおすすめしません。

PCに比べスマホの画面が小さいため、採用担当者に余計な負担を強いることになります。そのため不便な点が多く、悪い印象を与える可能性があるのでNGです。

オンライン面接をスマホで行う際は、以下の点にも注意しなければなりません。

  1. 通信制限を起こさない
  2. 携帯電話のバッテリーが十分である
  3. カメラは目線の高さになるように固定する
  4. 通知音や着信音をOFFまたはマナーモードにする

PCに比べると格段に画面が小さくなるので相手の表情が読み取りにくくなるため、スマホで対応するには十分な配慮が必要だということを認識しておきましょう。

面接時のマナーについてのよくある質問

面接序盤では、自己紹介や職務経歴、退職理由について必ず質問されます。

よくある質問としては、以下の3点などがあげられます。

  1. 転職する理由
  2. 今までの経験や実績
  3. 今後どのようなキャリアを描いていきたいか

採用担当者は、応募者の第一印象、コミュニケーション能力や職務経歴を簡潔に伝えるスキルがあるか、その経験が自社で生かせるものなのかを自己紹介から見極めています。

冗長になるのは避けて、1分〜2分程度にまとめて分かりやすく話しましょう。

自己紹介や逆質問で気を付けることは?

  • 自己紹介でうそをつかない、関係ないことを長々話さない
  • 逆質問は面接の段階別に用意する

自己紹介はあくまでも自分の身元や経歴、人柄を伝えるものです。事実と異なるスキルや実績を話すのはやめましょう。また、自分語りのように関係ないことを話し続けると、印象はよくありません。

一次面接と二次面接では面接の意図や目的が異なります。面接の意図や目的に応じた質問をするようにしましょう。

服装や髪形は?私服はNG?

面接での服装は、応募者の第一印象を決める重要な要素です。

服装とヘアメイクについても、基本的な考え方はシンプルです。

面接で好印象を与える服装のポイントは、清潔感があり、TPOをわきまえていることです。

スーツ以外の服装と指定をされることもありますが、あくまでもビジネスシーンの服装を求められていると理解しましょう。

つまり、業種・社風から大きく外れた格好は避け、清潔感・全身の統一感がある服装を選ぶことが大切です。

どのようなかばんを使ったら良い?

カバンも、転職活動の身だしなみを構成する重要な要素の一つです。

服装の一部と考え、全体のコーディネートに違和感がないかを事前に確認しましょう。

カバンの色を選ぶにあたっては、黒、紺、茶などの落ち着いた色であれば靴やベルトと可能であれば揃っていたほうがベターです。

普段の通勤時に使用していないとしても、A4サイズが入り、自立するビジネスバッグを用意しましょう。

マスクの着用は問題ない?

面接時のマスク着用は「企業や世間的な状況によってまちまち」というのが現状です。

企業によっては、求人募集の時点で「面接時マスク着用」と記載している場合があります。

指定されている場合は、ルールに従います。

マスクをつけるよう指定がある場合は、「マスクのままで失礼します」と一言添えれば問題ありません。

事前に指定がない場合は、日程調整段階でマスクの着用を確認しましょう。

まとめ

転職面接のマナーをご紹介しました。

「第一印象」の面接合否への影響は意外にも大きいものです。

採用担当者に好印象を与えることは、自分を「その会社にふさわしい存在」とアピールする機会でもあります。自分自身を売り込む営業だと考え、本記事で紹介したポイントをおさえたうえで、面接に挑んでください。

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