「自分の価値を見いだせていない演奏家を内面的に育成していきたい」
こう語るのは日本演奏家支援協会CASAの代表であり、ピアニストの安斎航さんである。
安斎さんは今の日本の音楽界に疑問を抱いていた。
日本は豊かで学ぶ環境は十分に整っているにもかかわらず、音楽家として一生食べていける人があまりにも少なすぎると。
音楽家を目指している若者は確かに多い。
しかし、その中からコンクールで賞を取りスポットライトがあたる人材は極一部だ。
そのため、音楽家としての将来に不安を抱き、自分の価値を見いだせないまま音楽界から離れてしまう方が何人いるのだろうか。
安斎さん自身も学生時代に自分の将来に対して不安を抱き、演奏家の道を自ら閉ざしてしまいそうになったと語っている。
自分の過去の経験からもスポットライトのあたらない演奏家に対して、活躍の場を提供したいという思いでCASAを立ち上げた。
今回はCASAの活動を共に支えてくれるイベントスタッフの募集です。今後開催していくコンサートの運営、音楽家たちの育成支援など、CASAの活動に積極的に関わってくれる仲間を募集します。
CASAって何をしている団体?
CASAは、クラシック音楽界のさらなる発展に貢献する団体として、それに関わる音楽家に対しての支援を目的に活動をしている。
現在は、コンサートの開催を主に活動しており、日本だけでなく海外のアーティストも招き入れている。2022年7月にはショパン国際コンクールのファイナリストとなった中国の新星「ラオ・ハオ」のリサイタルを開催した。
(※コロナウイルスの影響で中止となった)
今後は若き演奏家のためのコンクールを主催し輝ける場を提供していき、その中で自分の価値を見いだすことができず、スポットライトのあたっていない演奏家たちの育成を計画している。
また、安斎さんは演奏家の将来はそれを教育する指導者によって大きく左右されると考えており、演奏家だけでなく教育者としてのコンクールを開催したいと考えている。
そして、一番はクラシック音楽の素晴らしさを伝えることだ。
「歌詞のないクラシック音楽は言葉を超越している」と安斎さんは表現する。
音楽は人に救いや癒し、勇気を与える力がある。
音楽の素晴らしさを伝えることは、当たり前のことでもあり活動の最終地点でもあるのではないだろうか。
どんな想いで立ち上げたの?
「自分の価値を見いだせていない演奏家が輝ける場を作りたい」
日本は豊かで教育の環境は整っているにもかかわらず、「将来演奏家としてご飯を食べていくことができないのか」、こういった不安を口にする演奏家が大勢いる。
それはなぜか。
活躍の場が少なく、スポットライトがあたることなく終わってしまう人が多くいるからだと安斎さんは考えた。
安斎さん自身も大学時代は、自分の将来に対して不安を抱きピアニストとして停滞していた時期があった。
現在の日本は、ただでさえ活躍の場が少ないというのに、加えて新型コロナウイルスの影響で、一層厳しくなり多くの演奏家の活動の機会が失われている。
一方、こういった世の中でも音楽の存在意義が見直され、人が生きていくうえで音楽は必要不可欠なものと再確認させられた。
自粛期間中、音楽に助けられたという方は多いのではないだろうか。
すべての演奏家が輝かしい音楽人生を全うすることができるよう力添えをしたいと考え、CASAを設立したのである。
これまでの活動と今後の展開を教えてください
安斎さんは、CASAの代表でもあるが本当の顔はピアニストである。
5歳の時にピアノを始め、高校では音楽の専門学校である桐朋学園に進学し、高校・大学と音楽にいそしんだ。
在学中にはショパン国際ピアノコンクールinASIAで上位に入賞するなど輝かしい結果を残している。
大学卒業後は、音楽を学ぶためアメリカへ留学。
テキサスクリスチャン大学にて、アルフレッド・ブレンデルの弟子であるタマス・ウンガーに師事。
ソリストとしての技術、多彩な表現力、そして煌びやかな音色を高く評価された。
帰国後は、ソロリサイタルやアンサンブルを組み演奏家としての活動と同時に、音楽教室を立ち上げ教育にもいそしんだ。
そして、スポットライトのあたらない演奏家に対して、活躍の場を提供したいという思いでCASAを設立。
設立後はコンサートの開催を主に活動しており、日本だけでなく海外のアーティストも招き入れている。
今後は主目的である若き演奏家のためのコンクールを主催し、輝ける場を提供していき演奏家の育成に加え指導者の育成を計画している。
どんな人と働きたい?
「クラシックは、世界共通の言語」と安斎さんは語る。
言葉は言霊であり、時に人を傷つけてしまう。
クラシック音楽には、歌詞が存在しないが言葉を超越したものが感じられる。
「音楽に救われた」「音楽を聴いて涙が出た」と、音楽は人に対して救いや癒し、勇気を与えることができる。
クラシック音楽が好きで、価値を理解し共有できる人が必要。
また、音楽はもちろん大切であるが、音楽以前に人としての在り方がなっているかを大切にしている。
挨拶や感謝の気持ちなど、人として当たり前のことが身についている人と働きたいとも語っている。
年齢は関係なし。
安斎さんは人としての最低限のモラルが身についており、共に音楽を理解しあえる方を待ち望んでいる。
CASAで働くメリットは?
クラシック音楽界のさらなる発展に貢献できることが最大のメリットである。
ピアニストとして国内だけでなく海外でも活躍した安斎さんとともに、まだ自分の価値を見いだせていない若き演奏家を育成していくことにやりがいを感じることができる。
日本には他にもコンクールなどを開催し、若き演奏家の育成に取り組んでいる団体もいくつかある中で、他にはないCASAの強みとして安斎さんが挙げたのが”内的面の教育”を行っているとのことであった。
安斎さんは音楽の技術的面だけでなく、教育に関する学びも得ており、ウイリアムグラッサー博士が提唱する「選択理論心理学」をベースとしたピアノ教育を実施している。そのため、技術などの外的面以外に、生徒の自己肯定や、内発的な動機付けといった内的面を育む独自の音楽教育が生徒の成長につながると考えている。
メンバー自己紹介
CASAに感じたサステナブルポイント
安斎さんはピアニストとして国内だけでなく、海外でも活躍を見せたが、彼の音楽家人生は順風満帆なものではなかった。
自分自身の価値を見出すことができず、苦労や不安に苛まれることもしばしばあった。
しかし、そういった苦労を経験したからこそ、日本の音楽界でスポットライトがあたらない演奏家に対して、救いの手を差し伸べたいと思い立ったのである。
音楽は人に救いや癒し、勇気を与えることができる。
「クラシック音楽は世界共通の言語」
歌詞のないクラシック音楽は言葉を超越している。そんな音楽の価値を高めていき、音楽界のさらなる発展に貢献したいと考えている方にとってこれ以上ないほどの魅力的な団体ではないだろうか。
募集要項
募集職種
理事候補
雇用形態
会社役員
給与
成果報酬
仕事内容
・クラシック音楽の演奏会や各種イベント企画、運営
・各種SNSでの発信
・イベント当日の運営業務
勤務地
・定例会議はオンラインにて月1~2回開催
・関東(東京)及び関西(関西)を中心に演奏会・イベント会場に応じる
勤務時間
業務により異なる
待遇・福利厚生
交通費支給、雇用保険、服装自由
応募資格・条件
⑴演奏家や音楽家の支援を目的とした弊社の理念に共感していただける方
⑵演奏家や音楽家に対して敬意のある方
⑶クラシック音楽に理解があり、精通している方
⑷日本の文化&芸術の発展に貢献したい方
採用予定人数
2名
▼入社後のサポートについて
理事候補として試用期間3ヶ月の勤務後、双方の同意の上、正式に就任
募集期間
2022/09/6~決まり次第終了
選考プロセス
まずは下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりご連絡ください
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採用(試用期間6ヶ月あり)
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